Renlie's log 2

東京で活動する音楽/言葉/お菓子作家・蓮理のブログです。

カバー:You're my only shinin' star(中山美穂)

父が大好きなアーティストが、角松敏生さんです。
という縁で、初めてホールのコンサートに行ったのが、彼の「The gentle sex」というセルフカバーアルバムのツアーでした。
福岡か広島か…その時はコンサートはおろか音楽とはなんぞや、という状態だったので、本当に全てのものが新鮮でどうふるまったら良いか分からず、父の隣でひたすらドキドキするばかりでした。
角松さんの声もそうだけど、今は亡くなられてしまったベーシスト青木さんのプレイがとても印象的だった。
とにかく「なんか、すごい」の連続だった。

コンサートのあと、そのセルフカバーアルバムを父に借りて、今日に至るまで何度聴いたか分かりません。
今思えばあのツアーって角松さんのファンの方からしたら結構イレギュラーなものだったんだろうけど、私にとっては彼のイメージの原点。
セルフカバー、どの楽曲も男性が書いてることがショックになるくらい繊細で、でもアレンジは相当凝ってて、またライブで聴きたいです。

で、You're my only shinin' star。
シングル・ガール、さよならはくちぐせ、花瓶なんかももちろん好きだったのですが、アルバムの中でもこの曲力入ってるな、という印象だったのと中山美穂さんが歌っていたということで知名度の点からこの曲を選びました。
弾き語りでやる日がくるなんて思わなかったけど、やればやるほど面白い。
原型である角松さん、中山美穂さんが、自分とかなりかけ離れた存在だからかな。
こう歌わなきゃ、というものが最初からなく入れて、最近やっとこういう感じかなーというのが見えてきたような気がします。

お客さんの中に分かって下さる世代の方がいるときはこれからもカバーさせていただくつもりです。