Renlie's log 2

東京で活動する音楽/言葉/お菓子作家・蓮理のブログです。

曲解説:deny&disappear

10年以上前の曲。
実家の部屋の壁を思い出すので、多分壁を見つめて創っていたのだろう。


昔の曲は大体全部そうだけど、最初創ったときのキーが低過ぎて今歌うときは上げている。
オクターブくらい違う。多分。


「彼女は彼に何を求めてた?」の部分は思い浮かんだのが広島か福岡の誰かのライブを見ていたときだった気がする。
普通にライブみてたら思い浮かんで、慌てて書き留めていたような。

そんな感じで、部屋やライブの会場、いろんなところに断片がある曲。


ただ、その当時はその断片をまとめることができなくて一曲を創ることが奇跡に近かったので、この曲のように断片がちゃんと集合して形になったということだけで大満足だった。
この曲できたときはそれまでの(短い)人生の集大成だ!みたいな気分だった。
覚えたての英語「deny&disappear」を最大限に使って。


今聴くといろいろ恥ずかしかったりするけど、確実になんらかの始まりをみせてくれた曲だと思うので、今も大事にしてる。
この頃の曲の生き残りは殆どいないし。


ちなみに具体的な経験や主題があるわけではないけれど、創り始めたときのイメージはHOLEの「MALIBU」のジャケットだった。
あの感じは、今も好き。