曲解説:パルス
全く分からない世界に飛び込んでいって、必死でがんばって、でもそれが正解なのかどうか分からなくて、毎日不安で。
そんな日々を過ごしていた数年前のこと。
あるとき急に、普段は厳しい人がよくがんばったな、と手紙をくれたことがあったのです。
それまで絶対負けない、絶対泣かないとどこかで気をはってやってきたのが、一瞬で切れた。
その夜は一人で、その手紙を何回も読み返して泣きました。
出だしの
体は情で飽和
音楽さえ跳ね返す
今夜はこのまま泣いてもいい?
は、まさに、その瞬間を歌ったもの。
相変わらず暗めの曲ですが、この曲を、歌うと恥ずかしいくらいじんわりした温かさに包まれる。
何年か後に、また思い出したい光景。