イタリア・スイス・フランスと芸術。
イタリアは日常的にみんなが音楽を口ずさんでいる印象。
ベネチアはストリートで歌う人は見かけなかったけど、
水上バスの乗務員さんもウェイターさんもそれぞれの歌を口ずさみながら仕事をしていた。
ゴンドラセレナーデで歌われるカンツォーネも
馴染みのある曲が多かった。
ベネチア室内合奏団はヴィヴァルディ中心のプログラム。
演奏は熱く、チェリストは弦を切ったままハイテンションで駆け抜けた。
「四季」は春夏秋冬聴いても飽きることない展開だと思うけど
「春」のインパクトと馴染み深さに最初にピークがきてしまってやり場がなかった。
飛び込みで見れないかなと思ったけど休演日だった…残念。
中入って見たかったなあ。
ミラノはストリートミュージシャンもちらほらいて、
それもドゥオモとか一番の観光地の真裏にいたりしてスケールが違った。
スカラ座、ロビーからして荘厳で、
ミュージアムにはトスカの衣装とか展示してあった。
スイスは内に秘めている。
全体的に日本と似てる感じがした。
特に音楽とか聴かず、弟と山に行った。
教会やオペラハウスといった伝統的な建築も
近代的などうバランスとっているか分からないものまで共存していて
街は歩いてるだけで楽しかった。
フランスは駅構内はもちろん、
メトロの電車の中にまでアンプ持ち込んで演奏が始まったり、
見る側も慣れていて芸術の浸透度が一番高いと思った。
チップも気軽に入れていくし、ジャンルも弾き語りやロックバンド、ジャズやクラシックまで様々だった。
ムーランルージュは2時間があっという間で
ダンス、歌、大道芸や力技まで、こんなに入れていいの?っていうくらい盛りだくさんだった。
ジャズの演奏が始まると、男女のペアが出てきて踊り始める。
次々飛び入りで増えていって、とても楽しそうだった。
ぼんやり傍観していたら隣にいたオランダ人の男の子が
「オランダ人にはできない。この踊り方はフランス人」と教えてくれた。
オペラ座のオペラ「IOLANTA」とバレエ「くるみ割り人形」。
オペラは英字幕があったのでストーリーもロストせず見れて、
バレエは私が知ってるくるみ割り人形じゃなかった。
前衛的すぎて…でも最後まで目を離せなかった。
私のいた4階席は海外の観光客が多かったけど、みんな興奮していた。
サクレクール前の広場にもストリートミュージシャン。
大盛況でした。
フランスは服装も街も、色彩が鮮やかで。
買い物していてもそういうものを手に取りたくなった。
私が普段真っ黒な服ばかり着ているのは東京のせいなんじゃないかと思った。