Renlie's log 2

東京で活動する音楽/言葉/お菓子作家・蓮理のブログです。

上原ひろみトリオプロジェクト@国際フォーラムA

上原ひろみさんのコンサートに行ってきました。

 

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初めて行ったのは2008年の年末。

8年間、ほぼ毎年足を運んでいる。

 

 

今回はトリオプロジェクトの3年目。

ただ、ベースのアンソニーが出演できず、代理でアドリアンファローさんだった。

 

 

まず気になったのは照明。

こんなに派手というか、曲ごとに合わせた照明だったことあっただろうか。

とても鮮やかで、ものすごい変拍子やアドリブと思われるところにも合わせてくる。

ステージ全体を見渡せる席だったので、余計に感動した。

 

 

ひろみさんの演奏は言うまでもなく。

進化を止めない人だなあ、と思った。

Sonic Bloomをやって、ソロピアノコンサートの年があって、

トリオプロジェクトはその全てを取り入れてる感じ。

特に今回は自由度が高くて、ノードを使った音色の多彩さも楽しめた。

 

左手がノードに、右手がピアノに、

という曲がいくつかあったけど、

右手と左手が全く別の生き物みたいに動く。

自然に聴かせるものの間に、常人では考えられない安定感と見えないリズムが生きていた。

 

 

そして私の大好きなサイモンフィリップスのドラム。

ブルーノートでみたとき、ドラムでこんなに感動することあるんだって思うくらいぼろぼろ泣いてしまった。

リズムだけじゃなく、音色を奏でるドラム。

 

 

後半、ひろみさんがMCで話した

「ピアノを毎日弾いて生きていくことが夢だったから、今日もその夢を叶えてくれてありがとう」

「ピアノは弾けば弾くほど面白くなって、できないことに気づく」

元気が出るピアノの源はこのスタンスにあるんだなあと思って、

私もがんばろうと思いながらまた泣いてしまう。

 

その後にソロピアノで演奏した

「Wake up, and Dream」。

 

その曲をその人がやることの説得力について考えることはたくさんあるのだけど、

何も言えなくなるくらい、彼女は真摯で。

もっとたくさんの人に見てほしくなった。

 

 

毎年新しいアルバムでツアーをし続けるって本当にすごいことだと思う。

ひろみさんは基本的に年末だけ日本でツアーをしているので、

大学時代の友達と恒例のように見に行っているのだけど、毎回違う感動がある。

 

また来年も見に行きたい。

無事日本に帰ってきてくれますように。