Renlie's log 2

東京で活動する音楽/言葉/お菓子作家・蓮理のブログです。

最強の一行。

かつて通っていた宣伝会議の「編集ライター養成講座」。
個別添削授業を担当していただいたドキュメンタリスト瀬戸山玄氏と、
ANA機内誌等で執筆されていた佐伯誠氏の授業を聴講させていただきました。

自分にとっての「最強の一行」を探してくる、
という課題の元、それについて発表したり講評したり。

分かりやすいものから、
一行読んだだけでは意味が分からないものまで。
やはり、自分とその言葉の関係性、が大事なようです。
解説を聞いたら急に深みが出てきたり。

私は発表する側ではなかったのですが、
自分だったら何かなあと考えていて、
「あなたの場合、相性は美意識が合うかどうかで決まる」と言われたのを思い出しました。
私がどうも、人とうまくいかなかったり
好きだった人への関心がなくなるときというのは
美意識のずれが原因だろうという分析をして下さった方がいたのです。

確かに私は物事を「美しい」か「美しくないか」で見ているふしがあります。
もちろん自分の中の理想やエゴを一番分かりやすく表す基準としてもっているもので
見た目だけではありません。(見た目もあるけど!)
美しい=正しい、とも思ってる。

例えば同じように乱暴な言葉遣いをする人がいても
それを美しいと思えるか、思えないか。

そんな漠然としたことが、いや漠然としているからこそ、
感覚として共有できないと相性は良くならないという。

笑のツボが違うと付き合えない、っていう人もいるね。
なんかそういう感じ。

今まで自分の基準ってなんだろって考えてもうまく言葉にならなかったから
それを言葉にしてくれた「最強の一行」でした。



5日の写真、もらった。
f:id:renlie:20160421005317j:image